介護業界の今後は給料増と人材確保
介護事業に就労している人材不足が話題になります、そこで外国人労働者を受け入れて人材不足を賄おうという社会の流れですが日本政府はインドネシア政府、フィリピン政府と看護師、介護士の受け入れを平成20年から開始しておりますが、本当に役立っているのかよく結果がわかりません。
フィリピン人介護士の受け入れ状況は過去最高
http://overseas.blogmura.com/philippine/ranking.html
厚生労働省「フィリピン人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて」では、 平成21年度に受け入れ人数310名だったのが、年々減少傾向が続き、翌年22年は128名、平成24年度には101名まで激減していました。ところが平成28年度は336名の受け入れ実績と急増、意外にもフィリピン人介護士受入れ人数は過去最高を記録しています。
介護職員の平均年収は全職種平均より200万円以上も少ない!?「介護職員=低賃金」という一般常識を裏付ける各種データの衝撃!が参考になりますが、 低賃金・重労働だから人手不足なのであって、給料が高ければ人材不足が解決されるはず。ところが、日本人職員が集まらない職種を外国人労働者にさせとういう考え方に、果たしてそれで良いのだろうか疑問を感じます。
また介護サービスを受ける側はお年寄りが一般的ですので、英語が話せない人が多いはず、読み書きなど言葉の障壁はかなり高いと思えるのですが、それなりに陽気なフィリピン人は上手くコミュニケーションができて人気があるそうです。とは言いつつも、現場ではフィリピン人への差別意識もあって解決できない問題も多々あるよう。
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外国人労働者を受け入れる制度が出来上がりつつあり、家政婦・家事労働をフィリピン人メイド解禁となり民間業者が日本在住の外国人企業経営者宅に派遣するなどビジネスチャンスを伺っているようです。たしかに、外国人宅へ英語の話せるフィリピン人メイド派遣は需要がありそう。
では日本人一般宅に需要はあるんでしょうか?
まず料金が高いので家政婦を雇うことが出来ない、政府は外国人労働者の賃金を日本人労働者と同一水準にするように求めており、ここで利用者側が同じ料金なら日本人家政婦、日本人介護士の方が良いと選びます。
フィリピン出稼ぎ国家ですので、中東、香港、グアムなどへフィリピン人メイドが、低賃金で住込みで働くのが一般的。建前と本音で、安い外国人労働者なら良いけど、日本人と同じ給料水準コスト高なら難しい。
建前では国籍問わず公平は聞こえが良いですけど、実際の社会にはニーズが合致していないと感じます。
フィリピン人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて
外国人労働者数は約108万人。届出義務化以来、過去最高を更新



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